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執筆者の写真Kawabe Fumi

大工さんも筆の誤り

おはようございます。


今年の大所の仕事は無事終了!


あとは、打ち合わせや細かいメンテナンス作業となります。


昨日もトイレの設置などと並行してメンテナンス作業。


’なんかスムーズに開かないのよね~”と見せられたのが既製品の折れ戸のクローゼット。


戸が下のレールを引きずってました。


戸を外し、調整できないか探っていると。。。


ピポットと呼ばれる折れ戸の軸になる部分で上下のレールに取り付く部分の金物が。。。


上のレールについてるピポットの金物になぜか下用と刻印が。。。


そう、上下逆に金物がついていたんです。


ご丁寧に上下間違えないように刻印までしてくれてあるのになぜ?


大工さんも筆の誤りがあるようです(苦笑)


早速金物を入れ替えて取付けてみると。。。


’なんということでしょう!”


驚くほどスムーズに開閉できるようになりました。


次に見させてもらったのがトイレの開き戸。


しっかり押し込まないとカチャと閉まらないという状況。


枠側についてるラッチという受け金物をずらして取付け直すことによって普通は解消するのですが、今回はそれでは済まず、戸当りという木の部材も削りました。


なぜかこの木が曲がって取付けられていたので。。。


これらの影響かノブの動きも今ひとつ。


一回分解して、固定している一つ一つのねじを閉めすぎず緩すぎず程よい力で締め直します。


今回はこれだけでスムーズな動きになりました。


年末で大掃除をされてる方も多いかと思いますが、建具など普通とちょっと動きが違うなと思ったら大けがになる前に工務店に聞いてみましょう。


ほっておくと全交換という痛い失費につながるので、おうちの叫びを敏感にキャッチできるように全集中でお願いしますね。


私としては、もちろん交換になることもあるとは思いますが、充分検証し、直して使えるものは直すというスタンスは維持していきたいですし、大工としての応用力も試されてる気がしますので積極的に取り組んでいきたいと思います。

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