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執筆者の写真Kawabe Fumi

カッコいいリフォームにするために必要な技術や知識は経験が物を言う!




解体2日目。


お風呂の解体工事は私の仕事の中で1,2を争うハードな作業。


一日経つとカラダがバキバキです(苦笑)


今日から助っ人が一人来てくれました。


ホントに助かります。



一坪のスペースにどのくらいのタイルやコンクリート、砂利、ぐり石が入ってるとおもいますか?


今回は床下にコンクリートの層が何層も打ってありそれらがまたまれに見る硬さ。


かなり苦心してます。



土嚢袋で100を越えそうです。



一日前倒しで始めていて良かったです。


脱衣場の床レベルからおおよそ50センチぐらいはほじくりたいのであと20センチくらい掘らないといけません(泣)


明日もがんばります。



今日から助っ人の彼。


私と同い年。


こないだまでサイディング屋さんだったのが思い立って大工さんになるということでいろんな大工さんのところに助っ人で入って廻ってるそうで、私としてもできる限りは協力をと思ってます。


以前からサイディング屋さんは若くて体力ないと厳しいよなぁとは思っていたのですが、全くの素人ではないにしてもこれから大工さん始めるのも厳しさはあるなというのが率直な感想。


若くて体力、知力が充実してるころの10年ほどかけて覚え込むことをこの年からというのはかなり至難の業。


ただ、今は様々な仕事があるのでじぶんで出来る領域というものを早く把握して集中していけばいいのかなぁとはおもってるのですが。。。



そういう私はこの仕事を始めて25年ほどになります。


信州松本で古民家再生などを手がける親方の元で10年ほど修業して独立してます。


私も決して若いと言える歳から始めたわけではありません。


親方も当時としては先進的な考えでどんどんやって早く習得して早く独立しろという方針で割と初めからなんでもやらしてもらいました。


それでも最初の2ヶ月は研ぎ物しかしてなかったですね。


砥石がぺらっぺらになって割れてしまうくらい研いでました(苦笑)


仕事もバンバン入ってきた頃でいろんな経験をさせてもらい恵まれてたと思います。


柱は全て手かんな仕上げ。


親方と一日何本削れるか競争したのも良い思い出です。


今となっては貴重なチョウナの扱い(平、ハマグリ)や丸太の扱い方、様々な継手、仕口と日本の伝統的工法のノウハウを存分に教わることが出来ました。


現在は確かにこれらの技術や知識を使った仕事はなかなかないのですが、私の確固としたベースになってます。


特にリフォームのような応用が必要な仕事で大いに役立っていると思います。




とにかく職人の一人前になる条件は経験の数につきるでしょう。


今から彼がどれだけ経験出来るか分かりませんが一つの形がつくってもらえたならば良いなぁと思います。


浴室の解体もいろんなノウハウがつまってますのでがんばって学んでもらいたいと思います。






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