奥多摩中古住宅の断熱リノベーション
この現場もようやく後半戦、オーダーメイドキッチンの製作に入ってます。
8割方完成、あともう少しです。
オーダーメイドキッチンがウチでは基本仕様です。
時間はかかりますがお客様とコミュニケーションを密に取り、お客様の希望に対して私の引き出しの中からピッタリの提案を出します。
私も毎回違うデザイン、仕様で新たなチャレンジも加えながら作っていくこのキッチンづくりが大好きです。
今日のテーマは
天板から骨組みは全て木だけど大丈夫なの?
大命題はオープンスタイル
オーダーメイドキッチンは難しくない
天板から骨組みは全て木だけど大丈夫なの?
ご覧の通り今回は天板から骨組みは全て木です。
天板にはゴムの木の集成材を使ってます。
どんなことを感じますか?
恐らくみなさん水に濡れることを心配されると思います。
まだ塗装はされてない状態ですが、「たたら」というガラス塗料を塗ることによって防水、防汚をしっかりキープしてくれます。
定期的なメンテナンスは必要にはなりますが木の風合いを存分に楽しむことができます。
また塗装が終わりましたらアップしますがツヤツヤし過ぎずマットないい感じで仕上がります。
もう一つ、天板が木の場合のメリットとしてお好みのシンクをチョイスできること。
今回のはステンレス製ですが陶器もいいですね。
天板にはいろいろ種類がありますがキッチンの顔になる部分なのでこだわりたいところ。
ステンレス
人工大理石
タイル仕上げ
木
などが代表的なところ。
それぞれメリットデメリットがあるのでお客様の優先順位から選択となります。
このメリットデメリットはまた改めてお伝えしたいと思います。
大命題はオープンスタイル
今回のキッチン、通常ある引き出しが極端に少ないです。
骨組みがしっかり見えるオープンなスタイルのキッチンになります。
見せるキッチンと言ってもいいでしょう。
そのためシナのランバー材にレッドシダー(米杉)の部材でアクセントをつけシュッとしたラインにしてみました。
面全体をでこぼこさせないことが基本ですが天板だけは際立たせます。
ほぼ全体が見えるので単純に箱をつくるよりかは細工が必要になります。
そもそも今回なぜオープンスタイルなキッチンになったのか?
キッチンづくりで一番手間、コストがかかるのはどこだと思いますか?
設備関係は別にしてですよ。
それは引き出しなんです。
引き出しを減らせばかなりコスト削減になるわけです。
でもただ引き出しを減らせばいいとは私は思えず考え抜いた結果、こうなりました。
オーダーメイドキッチンは難しくない
オーダーメイドキッチンというとなにやらハードルが高そうに思えるかもしれません。
でもそんなこともないんです。
グレードの高い素材、設備などを使っていけばそれは高価な物となってしまいます。
でもそれがいいキッチンとは言い切れないですよね。
使う人にぴったり合ったもの、使いやすいもの、気に入ったデザイン。
これがいいキッチンだと思います。
十分にコミュニケーションをとってその人に必要なモノだけを厳選して組み込んでいけばコストはかからないのです。
時にはメーカーの機能性に優れた製品と組み合わせてつくることもあります。
臨機応変さがオーダーメイドの良さなのかなとも思います。
強いて言えば、
万人受けするのはメーカーもの
あなただけに受けるのがオーダーメイドキッチン
となるでしょうか?
今回スパイスラックを新たなアイデアで取り付けようと思ってます。
また後日アップしますので楽しみにしていてください。
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