カテゴリー, 暖かくそして涼しく/気密の役割
今回は、実際にどのようにして気密を保つようにしているのかお話します。
「気密とは隙間をなくすこと」とお話ししました。
室内外の空気の流れを止めるのが役目です。
気密シートの施工
湿気を通さない気密シートを施工します。
充填断熱を施す場合、断熱材の室内側に貼り、特に室内側からの湿気を壁内に通さ
ないようにします。
外部に接する部分の全て(天井、壁)を、専用テープを使って隙間ができないよう
に貼り付けていきます。
さらに当社では、外部の構造用面材に張る透湿防水シートもテープ等でしっかり隙間ができ
ないように張ります。
これにより壁体内での結露を防ぐことができます。
窓周りの気密
気密が取りにくい場所として、窓などの開口部があります。
そもそもサッシの取付に支障をきたさないように、余裕をもって開口してあるか
らです。
つまり最初から、建物の躯体とサッシの間にある程度大きい隙間が存在するので
す。
そこで気密シートに加え、隙間にスポンジのようなテープや発泡ウレタンを吹き付けることで
気密を保ちます。
気密測定
気密の施工が終了したら、専用の機械で気密測定をやってもらいます。
気密の精度を確認するためのもので、C値という単位で表します。
東京周辺ではこの値の目標値が5.0だったりするのですが、断熱が有効に働くためには最
低でも1.0以下が必要とされます。
当社では0.3を基準にして施工しております。
いかがでしょうか?
気密の具体的な方法についてご理解いただけましたか?
気密は、断熱には欠かせないもの。
2つが合わさってはじめて効果が生まれるのです。
そして結露は気密によって軽減されるものであることを知っておいてください。
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