カテゴリー, 自然素材の中で暮らす/外壁
今日のテーマは、外壁のメンテナンス。
前回の記事からも、メンテナンスが大事というのは、よくおわかりいただけたと思います。
外部に面したものは、どうしても経年劣化が激しいからです。
外壁の損傷は直ぐに本体への雨漏りへとつながり、急速に家の寿命を縮めてしまいます。
これまでは、最初に施工した外壁をいかに長持ちさせるかだけを考えてきました。
もちろんそれが基本であることに変わりはないのですが、
少しだけメンテナンスに対する考え方を変えてみると、コストをかけずに長持ちさせることができます。
そのメンテナンスに対する考え方のポイントを3つお話してみますね。
長生きする家をつくる
そもそも家をつくる際に、最低でも50年、100年もつ家づくりを考えましょ う。
そのベースがあれば、メンテナンスにお金がかかる外壁は選ばなくなりますね。
屋根の軒先を長く伸ばすことも、外壁を長持ちさせるにはとても有効です。
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メンテナンスが要求される素材は、人工の工業製品が多いです。
短期的な機能性などは工業製品にはかなわないのですが、木、土といった自然界に
あるものの耐久性、耐候性はまだまだ負けないですね。
長寿命を考える時、本物の素材を選ぶというのが大事ではないでしょうか。
メンテナンスを簡単にする
木の板張りのところでお話しましたが、「木は腐る」という欠点を割り切って捉え、大がかりな
工事を要せず、簡単に交換できるようにするという考え方。
「ファサードラタン」という方法は、すのこのように外壁に張るというもの。
傷んだ木だけその都度交換していけばいいので、コストがかかりません。
また、躯体とはほぼ独立しているので、躯体に支障をきたすことはありません。
いかがでしたか?
家を長持ちさせるにはメンテナンスは欠かせないもの。
しかし外壁のメンテナンスは、足場を組んで大がかりな工事になりがちです。
コストを下げ、回数を減らすにはどうすればいいのか?
いくつか挙げましたが、最初の素材選びが重要ということがおわかりいただけたのではないでしょうか。
目先のコストだけではなく、長期の視点から検討してもらうと答えが見えてくると思います
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