3階建て3世代家族のリフォームインタビュー(後編)見積もりや解体後の仕様変更も納得。無垢の床も紙の壁紙も快適です
- Kawabe Fumi
- 4月10日
- 読了時間: 21分
リフォームインタビュー
2024年7月に完成した清水邸。都市部にある3階建ての中古住宅を購入され、家族構成に合わせてリフォームをされました。
清水さんご夫妻にリフォームの感想をお聞きしたリフォームインタビュー、後編は工事に関する不安や疑問、工務店選びのときのポイントなど。
これからリフォームを検討される方にも参考になる、実感を率直にお話しいただきました。
リフォーム工事前の不安は、やはり見積もりの数字の妥当性
河辺:
工事が始まる前までの段階で、不安とか疑問とかそういうものはありました?
清水夫:
不安、疑問はありました。やっぱりね、うん。
これだけの大きな金額でもあるし、実際の仕事の進め方までわかんなかったので、見積もりのね、どれぐらいの精度で出してもらってるのかと、2回目、3回目で(見積もりを出してもらって)、最初はやっぱ厳しくチェックしようかなとかって。
やっぱり河辺さんの人となりがわかるまで、私はしっかりちゃんと管理しなきゃいかんなっていう思いは持っている。スタートした辺りはそんな感じの思いで。
河辺:
そこら辺はやはりZoomでも何回もやりとりしましたし、見積もりもそういう意味では何回も出しましたけども、その回数を重ねるっていうことで、だんだんそういうところが少しずつ信頼関係ができてきたって感じですかね。
清水夫:
あと、現地での人間関係ができてきて、本当にしっかりとね、責任感を持っていただいているなっていうのがわかってくると、もう、なんていうのかな、安心して。
河辺:
ありがとうございます
清水妻:
河辺さんのこと好きみたいで、いつもモノマネしてるけど、どういうものなんですか?「何とかっすね」とかね、それ癖ですか?
河辺:
はい。これ何すかね、今も言ってますよね(笑)。
清水夫:
たぶん丁寧語とか何かそういうのをこうね、河辺さん流のね。
河辺:
体育会系だからですね。
清水妻:
それって、体育会系なんですか?
清水夫:
体育会系っぽいそうなんよ。
河辺:
んな気はしますけど、
清水夫:
今でもモノマネするぐらいです。
河辺:
なるほど。真似をしていただくほど、
いやぁ、ありがたいことです。
清水夫:
はい。でも最初はそうだったと思うんですよ、正直ね、やっぱり。
河辺:
うん。いや僕もそうなるのは当然なので、どうやって信用してもらえるようにするかっていうのは、最初に一番気を使うところではあります。
清水夫:
一つは数字ですよね。うん。
やっぱり出していただく最初の見積もりは、すごく気になるし、何にいくらかかるか、全然、見当もつかんですよ。
それを次回出してもらったときに、どこがどう変わったのかというのを見させてもらったり、あとそのコストがよくわかんないけど、妥当な変更だとか、どうなのかっていうのを少し見させていただいて、数字をしっかり作ってですね、出していただける方がいいなと思いまして。
河辺:
僕も、その見積もりを100%全てを理解してもらうってのは、ちょっと難しいとは思ってるんです、正直言って。
だけれども、できる限り細かくわかりやすい部分を増やすということが、一番わかってもらえるのかなって思います。
清水夫:
あんなふうに細かく出していただけるのって、珍しくないですか? わかんないけど。
大手とか見積もりはそこまで細かく取ったことはないんで。
材料費と工作の費用ね。それがね、大変申し訳ない、私全部チェックはしてますけど、やっぱりこれはこれぐらいかかるよなというのが、やっぱ妥当。
自分は見てても数字が妥当だなという感覚はあります。
河辺:
ありがとうございます。僕もできるだけそこだけは誠意を尽くしてと思ってやっています。
清水夫:
やっぱり最後、そこになっちゃうんで。
どうしてもね、コストに対する信頼をどこまで持てるか? でも、全然知らない世界なんで。
だから、本当に内訳をかなり細かく出していただいてたし、なんか、納得感みたいなところは、一つは信頼のベースにあったと思うんですね。
最初から「できません」ではなく、寄り添った提案が良かった
清水妻:
あと河辺さんは、自分勝手な仕事をしないで、ちゃんと相手に寄り添って仕事をしてると思います。
ほら、なんかさ、「こうした方がいい」ってやっぱり自分のスタイルがあると押し付けてくる人もいるやんか。そういうのないので、全部、提案型で、私達がだんだんそっちに寄っていったこともあるかもしれんけど、ちゃんと相手の、どういうことをやってほしいかを最優先に考えてくれてると思う。
河辺:
それは考えてるつもりでもいますし、ぼくなりの経験とか教わったことの蓄積から「こうした方がいい」という自分のやり方っていうのは、もちろんあるんですけども。
あとは、それをできるだけ選択してもらうようには、いつもしてるつもりなんですね。こういうやり方もあるけど、こんなやり方もあってみたいな。
清水妻:
できないって言うのはそういうことじゃないですか。最初に「これできません」って言われるのは、もう全然寄り添ってくれてない。
河辺:
僕もはなから「できません」っていうのは、簡単だけど非常に心苦しくなってしまうので、できるだけ言わないようにはしてるんですけれども。
清水夫:
信頼関係はそんな感じですよね。
河辺:
そういう意味では、はい。
清水夫:
どんどんその何回かのやり取りが多かったですし、最初はそうですね、そういう目でちょっとチェックさせてもらった部分はありましたね。
河辺:
本当にざっくばらんに話してもらったっていうのは、結局、その見積もりに繋がってくってことだと思うんですよね。
清水夫:
それがあったんで、「これは諦めます」っていうのが、いくつかありましたよね。
河辺:
上のベランダとかね。
清水夫:
あと本当にいくつか諦めて、追加もあった。OKしてくれたのは、非常に1個1個判断がしやすかったというのがあります。
解体してはじめてわかる想定外のことも、全部説明してくれた
河辺:
工事中とか、たまに見に来ていただいて、職人とか、あるいは工事の中の雰囲気も含めて、何か印象的だったことなんてありますか?
清水夫:
それはみのりが一番わかってるでしょ?。工事中はね、私はたまにしか来てないから。
河辺:
たまに来たときに、これっていいの?とか、気になったこととか、逆に良かったことなどがあれば教えてください。
清水妻:
職人さんとすごい信頼関係があって、やっぱお互いに中途半端なことやったらもう使ってもらえないとか、河辺さんいらっしゃるときもあったんだけど、ずっと、職人さんやほら壁の人とか電気の人とか、ガスの人とかね、そう、この壁の人とかはもう河辺さんのことを尊敬してるって話してて。
清水夫:
途中で何か記憶にあるのは、たぶんこの辺でね(キッチンの仕切り壁があったところを指して)、柱が何か切れてたんで、元々。「見てみてください」って言われて。
リフォームの難しさやなと思ったのは、やっぱ開けてみないと……。構造的にもやっぱりね、その前の人がどんな家の作り方をしたのかね、わからないですもんね。
たぶん河辺さんは絶対しないんだろうなっていう作り方をしてた部分もあったんじゃないかな。
清水妻:
結構すごかったですよね。
河辺:
そうですね、アグレッシブなところもありますし。
清水夫:
だから、特にリフォームとなると、やっぱりその前の人の作り方によって制約を受ける。その辺をちゃんと見せて説明してもらえたのは、良かった。
だから、ちょっと「ここはこういうふうなものを入れますよ」とかね、「手はずがちょっと変わります」とか話してもらえた。
河辺:
早々、お風呂なんかそうですよね、お風呂広くしたじゃないすか。広くしたことによって、結局柱を抜かなきゃいけなかったんですけど、この柱が実は意味がなかった。広げる方向に寄せた方がかえって良かったので、強度的には良かったです。
清水妻:
うん、この梁ね、そこは壁残すつもりだったのね、最初はね。柱が取れないということで。
清水夫:
本当にそういうのを開けてみてから、ここを見ながら、「ここはちょっとこうした方がいい」とか、何かそういうふうな説明を受けたときには、「ああ、なるほど」と思いましたね。
清水妻:
そうね。ドアの開け方とか、なんかいろいろ検討したことはいっぱいありましたもんね。あそこも絶対開きにしてほしい。最初はこういうドアだったから。
最初はそこが壁だったんですけど(階段室との間仕切り壁があったところを指して)、ここの壁を全部取ってもらうという話になりましたね。

リフォーム前は2階の階段室に短い廊下があり、リビングダイニングの間に仕切り壁がありました。

リビングダイニングを広げるために、既存の仕切り壁は撤去し廊下をリビングダイニングに取り込みました。冷暖房効率を下げないために階段室にドアと仕切り壁を新たに新設。ドアの開き方も逆にしています。
河辺:
最初は僕も図面や実際のできてる部分だけを見るだけの判断でしかないので。「いややっぱこっちの方がいいよね」っていう判断は、やはり壊してみないとわからないところはあります。
清水夫:
リフォームは、本当、そういうことがあって最初から全部決められないので、その途中のコミュニケーションとか、あと何か、若干の仕様変更、そういうのをうまくやってもらえると安心して見てられるよね。

階段室に新設した壁のリビング側は本棚に。奥に見えている引き戸は、3階へ上がる階段の入口の扉です。その右手は、洗面・トイレにつながっています。
清水妻:
ここの端っこの壁が都合で解体撤去してあって、「また後で壁作るんだろうな」と思いながらも、その開口空間がすごい良かった。それで、そこの壁やらないわっていう話になったんだよね。この向こう、そこのドアの前のとこ(本棚の前)が当初は壁で。
そこで本棚で壁にしてもらってね。本当はそこが通路だったからね、廊下だからね。そこは廊下じゃないだけで全然変わったよね。
河辺:
そこでやはり、ここの部屋の広さってのがまた出ましたよね。
つくり家工務店は、不動産屋さんの紹介で決めました
河辺:
僕を選んでもらったきっかけは、何だったんですか?
清水妻:
それはね、きっかけは不動産屋さんのご紹介です。
清水妻:
あの方なら間違いないと。
清水夫:
その不動産屋さんにすごくお世話になったなって思ったんですよね、三好さんね。三好さんのことは、僕らも最初から信用してましたし。
河辺:
はいはいはい。もうあれですか、賃貸のときから
清水夫:
いやいや。
河辺:
それは別だったんですね。
清水夫:
(家を購入すると決めて)地場の不動産屋を廻ろうって言って。行った先の一つが三好さんのところで、そう比較的ね、たぶん、気があったんですよね。
河辺:
やはりそこが一番大事ですよね。
清水夫:
それで結構いろんな良い物件をね、2件ぐらい紹介してもらってね。
清水妻:
でも1件目はちょっとね、外れで。
その三好さん的にもちょっと申し訳なかったなっていうのもあって、ここ(いまのお住まい)を紹介してくださった。
清水夫:
そういう意味で三好さんの顔が本当に見えていたので、その三好さんが河辺さんをご紹介してくださるってことで、まず大前提として、信用してたというか、「ありがとう、三好さん」ていう感じですよね。
河辺:
三好さんとは、もう10年以上のお付き合いになるんです。
清水夫:
やっぱりそれは大きかったですね。
ネットで知り合ってもなかなかそこは難しいと思うんですよね。
河辺:
だから僕らも、いろいろな方法で探してもらおうという努力はしてるんですけど、やはりなかなか上手くはいかないです。
清水妻:
三好さんは探したの。最初に河辺さんの仕事を見て、「この人に絶対お願いしたい」って探したと三好さんから聞きました。それで、お声掛けさせていただいたって言ってました。
河辺
僕がまだ、それこそ10年以上前、10年15年経つのか、ある工務店の下請けをやらせてもらってて、その工務店の仕事で三好さんの紹介でやってる物件がいくつかあって、そのうちの一つを私が担当してまして。
もう本当ここからすぐ目と鼻の先なんですけど、三好さんもたまに見に来てくれるので、そのときに気に入っていただいて、以来、声をかけていただいてます。
清水夫:
すごいっすよね、売った後もね、すごく気にかけてくれて、うん。
河辺:
そうですね、素晴らしい。私も三好さんから人と人との付き合いが大事だというのを学ばしてもらっていて、そこで評価いただいて、それでこういう物件が出ると紹介していただくっていうようなことで。
本当にこの界隈でどうでしょう? 5件6件いや、10件近くは、なんだかんだ携わらせてもらってますね。
清水夫:
やっぱじわじわと口コミが、いろんな方の紹介があってってことでしょうね。
河辺:
この界隈に関してはもう本当に三好さんだけです。はい、なので僕としても三好さんが紹介してくれるお客様ならば、逆にね、変なことにはならないだろうなというところはあるのですが。
この物件に関しては、僕的にも安心してやれると思いました。
清水夫:
私は見積もりを、大手住友不動産だっけ他2社ぐらいは取りましたよ。値段と、あと条件をこちらの結構わがままな条件をお伝えして。それらと比べても、どこよりも条件は良かったと思いますね。
「ああすれば良かった」という大きな後悔はありません
河辺:
ご家族の方々、お嬢様たち。どんな感想を持たれたりしましたか?
清水妻:
うちの3番目はもう本当に家が好きみたいで、「ここでよかった」「これで良かったー」ってすごく満足しながら、結構言ってるのが一番ですよね。
長女も帰ってくるようになった。
河辺:
家に帰ってくるようになった(笑)。
清水妻 :
2番目もすごい気に入ってるし、みんな気に入ってるんですよね。
清水夫:
うん。おばちゃんの方もね。

清水妻:
こっち(1階のお母様のお部屋)も二重サッシになって本当によかったです。
清水夫:
わかるね、温かいって言ってた。
河辺:
うん。やっぱりね、シングルガラス1枚だとちょっとね、厳しいと。
清水妻:
なんか居心地がすごくいいみたい。あとお風呂も大好きみたいです。
ただ、洗面台の明かりをもうちょっと明るくしたらよかったかもしれない。ちょっと暗いみたいで。
もう少し、なんていうかな、気持ちを上げるんだからやっぱり「女優ライトアップライト」、あれがちょっと必要だったかもしれない(笑)。
清水夫:
鏡の横にデコレートするように。
河辺:
あのバンドみたくなってて、コンセントでつなげるやつで、何かあるじゃないですか。
清水妻:
何か売ってる感じですもんね。シールですけれども。
河辺:
そういうやり方をやってみてもいいかもしれない。
河辺:
今回の工事が終わった後、満足度としてはどんな感じでしたか。
清水妻:
もうものすごい今まで喋ったけど(笑)。
河辺:
いやもう1回聞かせてください(笑)。
清水夫:
いやもう100点満点ですね
清水妻:
120%、いや、それでほら、やっぱり入居して、なんやかんや問題が起きたときもすぐ河辺さん飛んできてくれるし、はい。蜂の巣も取ってくれたし。
本当に生活してて、これは残念だったねっていうのは、「コンセントの場所がここにあったらよかったね」というのがあったぐらい。それ以外に本当にないと思いますよ。
本当にこの床も提案してもらって良かったし、はい。
この壁は紙ね。
残念だったのは、トイレなんかは紙にしなければよかったなっていう、水回りはやっぱ使っちゃいけないんですよね。
そこは課題としていて、台所の横も後で変えてもらって、水回りっていうことでね、結構油が飛んじゃって。本当にそれぐらい。
あと、例えばコーヒーメーカーの上にスポットライトつけたらよかったなと思った。その緑の壁の上、そこは暗い、やっぱり。
こんだけ明るいけど、そこはちょっと死角でね。ほら、コーヒー入れたいなとかいろいろ作業とか、ちょっとしたいなというときには、ちょっと暗かった。

河辺:
この隣にあるライティングレールに一つスポットライトをつけて斜めに照らすのはどうでしょう?
清水妻:
それはグッドアイデアかもしれない。
清水夫:
これ4つ目をつけてもいいですね。4四つ目をこっちに当てればいいかな、スポットをね(すでに3つのペンダントライトがレールについている)。
河辺:
どうしても住んでみてわかってくることってやっぱ出てくるので、今度それにどう対応するかっていうのもね、課題にはなってくると思うんですけど
特に何もないかな。 すごく満足している。
清水夫:
だからネタでベランダね、追加で作ってもらってなんか言えばまだね、手直しやってくれるんだろうなっていう感じもあるので、なんかあんまり出てこないですね。
清水夫:
ああしておけばよかったみたいな、大きな後悔みたいなものはないと思います。
河辺:
私的にもそうならないようにはいつも心がけてはいるので。
清水妻:
いやぁ、引っ越しの日もね、河辺さんがいなかったらこの冷蔵庫はここにはいないと思う。ドアとってもらって、ほら下の金具も外してくれて、あれは河辺さんいなかったら無理。
河辺:
あれそうでしたっけ?
清水妻:
だって1時間かかってもこの冷蔵庫入らない。もう入らないって引っ越し屋さんが無理ですって言ってんだから。
それをなんか下の金具とかも河辺さんが外してくれて、このドアも外してくれて。
河辺:
大きいですからね、この冷蔵庫
清水妻:
いや多分そこのね。普通の新しい家だったらそんな狭い階段はないんやと思う。それとほら、新築やったら先に入れるもんね。
清水妻:
うん、そういうこともやりますよね。
清水夫:
終わってからの後悔ってないね。
河辺:
本当ですか?
清水妻:
よかったですよね、2階の洗面台もすごいし、
清水夫 :
あっ、そうだ。洗面台の栓の取り方聞いてくれる?

清水妻:
河辺さんもわからないから聞いてくれるって。あそこお願いします、ちょっと1年間掃除してへんは。
河辺:
普通スコって抜けるはずですけど、聞いておきます。
清水妻:
いや、普通にいけるでしょ、掃除しなきゃって思う。
(無事解決しました)。
思わぬ効果は、木の床・紙の壁紙の快適さ!
河辺:
完成してどんな気持ちになったかとか、思わぬ発見とか、だから嬉しい効果、あるいは何か気づきみたいなものはありましたか?
清水妻:
天然の床にして、紙のこの壁(オガファーザー)にして、洗濯物がすごく早く乾くようになりました。あと梅雨のときに、今までは梅雨だと家の中がベタベタっていうふうに、他の家でね、うん、やってて嫌だなとジメジメすると思ったけど、そういうことはまったく感じなくなった。
3階は床が既存のフローリングのままなので、ちょっとジメジメペタペタ、梅雨時とか雨が降るとペタペタするけど、無垢板のフローリングはまったく感じたことがない。
河辺:
なるほどね。この床の木もオイルしか塗ってないので、やはり湿気を吸う力はある。対して既製品の場合は、ウレタンっていう化学的な塗料を塗っちゃってるので、もう弾いちゃうんですよね。だからどうしても湿気が溜まる可能性があります。
清水妻:
壁もなのかなと思う。床と壁のおかげなのかなと思って。
清水夫:
この緑の壁の方もあれだっけ? 紙の素材なんですか? 同じですね。
清水妻:
基本的にそう。でもちょっとデザインされてるからちょっとお高め。

河辺:
緑の壁の方は凹凸のエンボス加工。
こちらの白い壁の方は、細かい木のチップが混ざってる。ボコボコはみんなそうなんです。

清水妻:
これどこのでしたっけ?
河辺:
これドイツですね、はい。
清水夫:
もう最初からこれでした。ずっとね。
でもね、デザインって言ったけど、あんまりそんなに大事じゃないなってのはちょっと思ってて。
快適さからするとね、それ自分で考えなきゃいけないと考えれば、むしろ1階なんか完全に、(断熱材で)ぐるっとくるんでもらってますね。だからすごく温かいですしね。
清水妻:
1枚目の窓を開けたときにひやっとする。
清水夫
内窓もすごく良かったですし、なんかね、本当に生活するときに一番大事な部分ってそういうところですよね。
河辺:
そうなんですよね。だからもちろんデザイン的なものとかも、まったくないがしろにしちゃいけないし、しっかりやっていくべきなんですけれども、居心地っていうのがやはり一番、重要視しないといけないですね。
清水夫:
それは思いますね
清水妻:
この木の床の上で寝ると、すごく幸せな気持ち。今はちょっと敷いているけども、夏は、とってね。

河辺:
こうして節があったりするんで、よりなんていうか、木、木、もくもくっていう感じがするので、よりその木の自然感みたいのはね、味わえるのではないかと思います。
清水妻:
あとパインだとなんかログハウスになっちゃうけど、この色はすごくいい色。
河辺:
そうですね。変化してね、赤みが強くなってくるので。
清水妻:
いろいろといろんな色にも合うなと。とても気に入っています。
河辺:
ありがとうございます。
おまかせよりは、リフォームに想いを持っている人がおすすめ
河辺:
うちみたいな工務店のサービスをおすすめしたい人って、どんな人がいいですか?
逆にこんな人は向いてないとかありますか?
清水夫:
やっぱリフォームに熱量持ってる人はいいですかね。
なんかね、こだわりとか、うん、なんか想いとか持ってる人、そういう人に向くんじゃないかな。
「あとはもうおまかせします」みたいな人は、ちょっと違いますよね。こだわりもって、本当にしっかりコミュニケーション取って、いろんなお互いの満足度を高めながらって感じで。
清水妻:
たぶん河辺さんのような工務店に頼むと「高いんじゃないか」と思う人もいるんだと、逆に。ハウスメーカーの方がいろいろ作ってるよね、いろんなコストおさえているから、ちょっと敷居が高いんじゃないかなぁというイメージがあるかもしれないね。
河辺:
工務店って名乗らない方がいいんですかね?(苦笑)
清水妻:
あとなんかほら、やっぱ工務店っていうと、いや、あの、とりあえず一般的なイメージとしたら(古臭い)。今のメーカーっておしゃれじゃないですか。
河辺:
はい。
清水妻:
工務店と言うと、「おしゃれにしてもらえるのかなぁ?」っていう不安を感じますよね。
河辺:
ちょっと昔ながらっていうのが悪い方向に行ってしまうようなイメージですよね~。
清水妻:
そうそう。なんかちょっと大丈夫なんかなっていうね、印象がありますよね。
河辺:
そうすると、何とかホームみたいなほうがいいですかね?
清水妻:
ちょっと横文字の方がいいんかな。
河辺:
そうですね、うちなんかもうコテコテな古い感じなんで、逆にそっち意識しちゃったみたいな感じなんですけど。
清水夫:
つくり家工務店だからいいけど、河辺工務店だと、ちょっとどんな感じなのかなって思ってしまうかも。
清水夫:
つくり家・工務店なら、あんまり思わないけど。
清水妻:
ほらサイトで見てて、やっぱ工務店って書いてあると……。
清水夫:
このサイトの中にいろんなね、作り込んだ写真とかあれば、そこでやろうというふうになるのでは。
河辺:
開くまで来てもらうっていうのは、やはり大事ですね。
清水夫:
工務店のみでは確かに……。デザインの部分を何かどっかと組むとか、なんかそういうのってあるのかな。
河辺:
そこだけ設計士さんと組むとかっていうことではありですね。
清水夫:
設計士さんじゃなく、なんかおしゃれじゃないのかもしれないと、ちょっと不安に思ったていうのはあったかもしれない。
河辺:
そうですか。
清水妻:
かっちゃんも最初の頃さ、なんかお友達でそうやってもらう人に頼んだらどうだとか言ってたし。
清水夫:
やっぱり不安があるとすれば、そういう部分でどこまでセンス、全体のね、我々に近いものを持ってくれてるんだろうかとか。あるいは我々以上のセンス、自分のセンスだけじゃなくて自分以上のセンスで提案みたいなものをしてくれるんだろうかって。
(自分から)「こうしてください」って言えないんだけど、逆に「こんなことできるんです」みたいな、そういうのも言ってもらえると嬉しいなっていうのは、たぶんお客さんの方には、持ってる人いるかもしれないですね。
河辺:
こだわりっていう意味では、そういうところに特化するっていうことも大事ですからね。
清水夫:
うん。「そんな人向けにはこんな方法もありますよ」って、例えばどっかの設計士さんと一緒に組んで、何か提案していくっていうのがあると、ちょっと安心する部分はあるのかもしれない。
清水妻:
河辺さんとこのホームページって、作ってる工程の写真は結構あるんだけど、出来上がりの写真ってあんまりないよね。ちょっと載せてもいいんじゃないかな。
河辺:
そうですか。前と後みたいな感じにはしてるんですけれども、仕上がりも取り入れてみます。
清水妻:
なんか、ほら、河辺さんのどんな仕事してはんのかなって最初の頃見たときに、あんまり参考になるものが少なかったかも。
河辺:
ちょっとまだまだ写真の方はちょっと不足してるかなとは思います。はい、参考にさせてもらいます。

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