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執筆者の写真Kawabe Fumi

リノベーションのやり方、リフォーム相談の進め方

高気密高断熱で、あなたの暮らしを楽しみませんか?

東京・多摩エリアの「つくり家工務店」です。



リノベーション現況


今日は八王子の現場は、お客さんの都合で休工。


タイミング良く、リノベーションの見積依頼が来てるお客さんのマンションへ現場調査へいくことになりました。



まず現場周辺についたら、駐車場事情を調査します。


都内ではよっぽどのことがない限り、コインパーキングに頼ることになります。


都心に近づくほど、コストが上がっていきます。


リミットがあるのか?


安いところは?


利用率は?


そんなことを周辺を一周しながら、目星をつけておきます。



そして、現場へ。


マンションはエントランスの仕様を確認し、エレベーターの大きさ、部屋までの経路なども把握しなければなりません。


私たちが扱う材料は3mや4mの長物もあります。


エレベーターに入る最長の長さに材料を切ってきたりして、搬入することもあるのです。


これは後になってしまうのですが、マンションの場合、リフォーム、リノベーションに関する規定があることが多いです。


申請の仕方に始まって、養生の仕方、時間、床の仕様など確認することがけっこうあるんです。


ようやく、お部屋です。


共用部分には手を出せないのも基本ですね。


コンクリートの構造躯体を開口したり、壊してはいけないというのも含まれてきます。


まずは、間仕切り壁などに構造体がないか、確認です。


今回は床が直接コンクリートのスラブの上に仕上げ材でした。


床の張替えも予定していたのですが、方法が限定されてしまいます。



これらを経て、お客さんのヒアリングです。


今回のリノベーションの目的、希望、不安、不満をできるだけ細かく聞いていきます。


希望と不満などが合致してない時もあるので、よりベターな方法を提案。


ある程度の予算も聞き、それに沿って話を進めていきます。



また、ウチの場合は、気づきにくい断熱の話もさせてもらいます。


まだまだ理解がされてない部分なのですが、快適な暮らしをしていく上でベースになってきます。


コンクリートマンションでは誤解しがちなのですが、コンクリートのおうちは本来、暖かくはないということをお話します。


左右上下にお隣があるため相互に暖めあってるのです。


コンクリートという素材は実は熱が伝わりやすい。


なので、築30年以上のマンションでは断熱が甘く、北面に結露やカビが発生しやすいのです。


場合によっては断熱を壁の内側に施すことを提案します。


サッシも1枚ガラス、アルミだと寒いし結露も発生しやすい。


内窓の提案をすることもあります。



リノベーションの大体の方向性が決まり、採寸、写真どりとなります。


お客さんが気づいてない不具合もあったりするので確認しながら。



こうして、ようやく見積がつくれる状態になりました。


リノベーションは同じ工事内容になることはほぼありません。


そのため、見積も簡単にできるひな形があるわけではなく、その度に一からつくっていくことになります。


そのため、ある程度の時間をいただいています。


ご了承ください。


また、見積をつくり、契約をしたら、全て見積通りにやらなければならないわけでもないので、気楽に受け入れてもらえればと思います。


なので、やりたいことはとりあえず、全て話すこと。


その上で、予算などによって合わせていけばいいのです。


あとで、マイナスにして削っていくのはいいのですが、プラスをつくっていこうとすると、しんどくなっていくと思うので。



リフォーム、リノベーションの見積もりで難しいのが、壊してみないと中の状況がわからないということ。


いろんな条件が絡み合ってくるので想定外のことはいくらでもあるのです。


その度に相談させてもらいます。


予算から大きく外れることがないよう、始めから考慮もしてますし、対策を考えます。



大事なことはコミュニケーションをどれだけ取れるかにかかってきます。


ざっくばらんになんでも話せる関係性をつくっていければいいなと思ってます。


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